どきどき版AIは配布の時点で各種設定済みですので、基本的にはそのまま放り込むだけで利用可能です。
ですが、設定をカスタマイズしたいという方のために簡易マニュアルを載せておきます。
■オートスキル(バニルミルト・フィーリルのみ)
一定確率で自動的にスキルを使用します。
・自動スキル発動の確率を変更したい
例えば自動発動の確率を上昇させるには以下のようになります。
53行目:
> AutoSkill = 10
↓
> AutoSkill = 50
実際はこの%に加えて、ホムンクルスの残りSP状況によって0〜10%の追加補正が掛かります。
(例:AutoSkill=50 でホムンクルスの残りSPが80%の場合は 発動確率58%)
SPがある時にガンガン
いこうぜスキルを使用させる場合には以下のようになります。
53行目:
> AutoSkill = 10
↓
> AutoSkill = 100
このように設定すれば、SPが無くなるまで(あるいは回復するとすぐに)ホムンクルスはスキルを連打するようになります。
・初撃のみオートスキルを発動させる
「ホムの自動スキル最低発動確率100%」と「オートスキルの発動回数を一度だけに制限」を併せて設定することで、一撃目のみオートスキルで攻撃し以降を全て通常攻撃にすることができます。
53行目:
> AutoSkill = 10
↓
> AutoSkill = 100
84行目:
> AutoSkillOnce = 1
・オートスキルを止める
「SPが101%以上の時にスキル発動」と設定することで、オートスキル機能を無効にできます。
54行目:
> AutoSkillSPLimit = 20
↓
> AutoSkillSPLimit = 101
■オートヒール(リーフのみ)
戦闘中に主人のHPが低下すると自動的にヒールを使用します。
・ヒール発動の条件を変更する
初期設定では、戦闘中に 主人HP30%↓ の場合に自動でヒールを発動します。
例えば、主人HP60%↓ でヒールを発動させる場合には以下のようになります。
48行目:
> OwnerDeadlineHP = 30
↓
> OwnerDeadlineHP = 60
逆に、主人HP10%↓ になるまでヒールを発動させない場合には以下のようになります。
48行目:
> OwnerDeadlineHP = 30
↓
> OwnerDeadlineHP = 10
尚、オートヒール使用時には主人のレッドスリムポーションを1本勝手に消費します。
手元に所持していない場合には発動しませんのでご注意ください。
また、
非戦闘時には自動発動しません。あくまで戦闘中の緊急ヒールとお考え下さい。
・オートヒールを止める
以下の行を修正すれば、オートヒール機能を無効にできます。
65行目:
> HomunculusHeal = 1
↓
> HomunculusHeal = 0
■緊急離脱
ホムのHPが低下すると緊急離脱行動に出ます。
・緊急離脱行動を発動させるHP%を設定する
初期設定では、ホムHP20%↓ の場合に戦闘を中断し、戦線を離脱します。
例えば、ホムHP50%↓ で緊急離脱行動を発動させる場合には以下のようになります。
46行目:
> HomunculusSafetyHP = 20
↓
> HomunculusSafetyHP = 50
戦闘が終了してもHPが指定%に回復するまで緊急離脱モードは持続されます。
主人が移動すれば、必ずその背後を取るような位置を取りつつ追尾します。
その間、能動的な攻撃命令は拒否されますのでご了承ください。
・離脱距離を設定する
緊急離脱時、デフォルトでは主人の1マス背後(カートの中)へと移動しますが、
これを2マス背後にしたい場合には以下のようになります。
68行目:
> EscapeRange = 1
↓
> EscapeRange = 2
緊急時にPPを行うかCRで殲滅するか、プレイヤーのタイプによって利便距離が変化すると思いますので、ご自身にあった距離を設定して頂ければ幸いです。
・緊急離脱機能を止める
以下の行を修正すれば、緊急離脱機能を無効にできます。
66行目:
> HomunculusEscape = 1
↓
> HomunculusEscape = 0
無効の場合、ホム自身が攻撃された場合のみ反撃を行い、主人が攻撃されても自身に被害が及ばない限り回復待機を続けます。
■アイドル時の行動パターン
DQ風の追尾が可能です。
・なにも行動しない
基本AIと同じ行動パターンにする場合には以下のようになります。
71行目:
> IdleType = 3
↓
> IdleType = 0
主人から一定距離離れれば後を追ってきますが、それ以外には何も行動しません。
・くるくる回転
アイドル時に主人を中心とした周回をさせる場合には以下のようになります。
71行目:
> IdleType = 3
↓
> IdleType = 1
詳細は次項の「■くるくる回転」を参照してください。
・常に主人の背後に追従
DQ風に常に主人の後ろを付いて歩かせる場合には以下のようになります。
71行目:
> IdleType = 3
↓
> IdleType = 2
初期設定では1マス背後をぴったり付いてきますが、2マス背後(カートの更に後ろ)に追尾させる場合には以下のようになります。
68行目:
> EscapeRange = 1
↓
> EscapeRange = 2
・主人の背後に追従、ただし静止時は回転
初期設定の状態です。
移動時は主人の背後に追従しますが、静止して一定時間が経過すると勝手に回り出します。
71行目:
> IdleType = 3
主人が静止してからホムンクルスが最初の回転を始めるまで、初期設定では10秒になっています。
これを30秒に変更する場合には以下のようになります。
74行目:
> HomunculusPatience = 10000
↓
> HomunculusPatience = 30000
回転自体については次項の「■くるくる回転」を参照してください。
■くるくる回転
SPが90%↑の時にくるくる回り出します。
・回転半径を広く/狭くしたい
例えば回転半径を5マスにする場合は以下のようになります。
50行目:
> PatrolRange = 3
↓
> PatrolRange = 5
逆に、回転半径を2マスに狭める場合には以下のようになります。
50行目:
> PatrolRange = 3
↓
> PatrolRange = 2
1マスにする事も可能ですが、動きがややいびつになります。
その場合はくるくる回転角を変更することでなめらかな動きに修正が可能です。
・くるくる回転角って?
回転移動時の頂点角のことです。
実際の回転は、8つの頂点を時計回りに周回するようにプログラムされています。
(※北→北東→東→南東→南→南西→西→北西→北にもどる)
この中で北東・南東・南西・北西方向への移動時にその頂点距離を狭めるための角度補正値です。
デフォルトでは円形に近い周回運動をするようになっています。
方形移動(四角形移動)させたい場合には以下のようになります。
58行目:
> PatrolAngle = 0.80
↓
> PatrolAngle = 1
逆に、菱形移動させる場合には以下のようになります。
58行目:
> PatrolAngle = 0.80
↓
> PatrolAngle = 0.50
十字移動させる場合には、この値を更に小さく(0.20など)にすれば可能になります。
・回転速度を早く/遅くしたい
くるくる回転の周回速度を例えば遅くする場合には以下を調整します(単位:ミリ秒)。
57行目:
> PatrolSpeed = 350
↓
> PatrolSpeed = 500
逆に高速にする場合には以下のようになります。
57行目:
> PatrolSpeed = 350
↓
> PatrolSpeed = 150
動きを秒針のように1秒きっかりにしたい場合は以下のようになります。
57行目:
> PatrolSpeed = 350
↓
> PatrolSpeed = 1000
・くるくる回転の待機時間を減らしたい/増やしたい
デフォルトでは7秒間隔で周回運動に入りますが、これを例えば5秒間隔にする場合は以下のようになります。
63行目:
> PatrolInterval = 7000
↓
> PatrolInterval = 5000
逆に周回運動を10秒間隔にする場合は以下のようになります。
63行目:
> PatrolInterval = 7000
↓
> PatrolInterval = 10000
待ち時間なしで連続して周回運動させる場合には以下のようになります。
63行目:
> PatrolInterval = 7000
↓
> PatrolInterval = 0
・HPが100%の時のみくるくる回転させたい
初期設定では60%以上でくるくる回転するようになっていますが、
以下を書き替える事で100%になるまで回転を止めることが出来ます。
59行目:
> PatrolRestHP = 60
↓
> PatrolRestHP = 100
・SPが100%の時のみくるくる回転させたい
初期設定では90%以上でくるくる回転するようになっていますが、
以下を書き替える事で100%になるまで回転を止めることが出来ます。
60行目:
> PatrolRestSP = 90
↓
> PatrolRestSP = 100
・くるくる回転を反時計回りにする
回転方向を反転させるには、以下のように設定してください。
77行目:
> PatrolType = 0
↓
> PatrolType = 1
・ホムンクルスの気ままに移動させる
範囲内をランダムで移動させるには、以下のように設定してください。
77行目:
> PatrolType = 0
↓
> PatrolType = 9
この設定の場合のみ
PatrolSpeed は無視され、
PatrolInterval が全ての移動間隔時間となります。ご注意ください。
・もっと他の動きをさせる
十字移動(東→北→西→南)させるには、以下のように設定してください。
77行目:
> PatrolType = 0
↓
> PatrolType = 2
十字移動(東→西→北→南)させるには、以下のように設定してください。
77行目:
> PatrolType = 0
↓
> PatrolType = 3
ジグザグ移動させるには、以下のように設定してください。
77行目:
> PatrolType = 0
↓
> PatrolType = 4
「8」の字移動させるには、以下のように設定してください。
77行目:
> PatrolType = 0
↓
> PatrolType = 5
ジグザグ移動と「8」の字移動の場合、
PatrolRange 並びに
PatrolSpeed をある程度大きい値にしないと形通りに動かないかもしれません。
・くるくる回転機能そのものを止めたい
「HPが101%以上の時に回転」と設定することで、事実上静止状態を持続できます。
59行目:
> PatrolRestHP = 60
↓
> PatrolRestHP = 101
■攻撃優先順位
・交戦中の敵に集中させる
どきどき版AIのホムンクルスは随時状況を判断し、例えホム自身が交戦中でも、主人が別の標的との間で戦闘を開始すれば、優先的にそちらの援護へと回るようになっています。
ですが、主人の攻撃対象に関わらず、ホムンクルス自身が交戦中の敵に集中させる場合には、以下のように設定してください。
81行目:
> HomunculusLoyalty = 1
↓
> HomunculusLoyalty = 0
設定毎に向き不向きがあると思いますので、狩り場によって随時設定を変更していただければ幸いです。
■シェパード(放牧)モード
・ホムンクルスを移動先地点に固定する
通常の設定では、Alt+右クリックでホムンクルスの移動先を指定しても、すぐに主人の元へと戻ってくるようになっています。
ですが、これを移動先に(例えば主人を中心に7セル以内であれば)留めておく場合には、以下のように設定してください。
50行目:
> PatrolRange = 3
↓
> PatrolRange = 7
59行目:
> PatrolRestHP = 60
↓
> PatrolRestHP = 101
ただし、この機能を利用している間はくるくる回転機能が無効になりますのでご注意ください。
■ホムンクルスの盾
・主人の前方で待機させる
通常は主人の後方で待機しますが、前方で待機させる事もできます。
82行目:
> HomunculusDevotion = 1
↓
> HomunculusDevotion = -1
ただし、この機能を利用している間は、HP低下による緊急離脱行動時にも後方へと退避することなく、前方へと勇み出てそのまま主人の盾となり続けますのでご注意ください。
■戦闘を中断させる
・ホムンクルスの攻撃を中止する
何らかの理由で、戦闘中にホムの攻撃参加を中止させたい場合には Alt+T を押して待機モードに切り替えてください。即座に戦線を離脱し主人の元へと戻ってきます。
待機モードを解除して再び戦闘に参加させる場合にはもう一度 Alt+T を押してください。