『失われた7枚』if 〜昔話編 その4〜
「……みんな帰ったようね☆」
「……え?なんでボクここにいるの?」
「てへっ☆
決まっているじゃないー☆
眠れる森のサフランちゃん☆」
「ええっ!?
アンジェっ!?
ち、ちょっと……あのー?」
「前からずっとね、
サフランちゃんってほっぺただけじゃなくて
唇もおいしそうだなぁって思ってたの☆」
「ち、ちょっと待ってよ、アンジェ。
ボクにはそういう趣味は……ってええっ!?
ち、ちょっと、どうしてボクの四肢を押さえつけるのさっ!?」
「サフランちゃんが逃げないために決まっているじゃないー☆」
「決まってないってばっ、そんなことっ!」
「じゃあ今決めたっ☆ えへっ、おいしそうな唇っ☆」
「えへっ、じゃなくて……ってアンジェ、目が真剣だよ……?」
「い・た・だ・き・まーす☆」
「ち……ちょっと待ってよぉぉぉっ!
ボクにそんな趣味はないよっ!
ってちょっと人の話聞いてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
お・し・ま・い