Forbidden Palace Library 番外編 3番街の物語

3番街地図 3番街地図 魚屋

ローラ 「魚屋のおっちゃーん。」

魚屋の親父 「お!ローラちゃん、今日は一人でおつかい? 偉いなぁ。」

ローラ 「えへへぇ。」

魚屋の親父 「で、今日は何にするんでい?」

ローラ 「あー、その魚なんかおっきーい。」

魚屋の親父 「おう、目の付け所がいいね!
 これは鮭っていう魚だ。
 こいつは鍋で煮てもそのまま焼いても……」

ローラ 「ねぇねぇ、いつもお魚のっけているコレはなにー?」

魚屋の親父 「ああ、それは秤と言ってな、魚の重さを量る道具……
 こ、こらこら。
 ローラちゃん、人が乗っちゃいかん。」

ローラ 「じゃあこのお魚のっけてみてー。」

魚屋の親父 「おう!まいど!
 ……ほら、丁度1000って所で止まったろ?
 この数字が魚の重さを示すんだ。」

ローラ 「じゃあ、これとそれとあれも、全部のっけると?」

魚屋の親父 「おうっ!……4520ってところだな。で、これ全部買ってくれるのかい?」

ローラ 「ううん。買わない。」

魚屋の親父 「お?どうしてだい?」

ローラ 「だって、用事があるのは氷屋さんだもん。じゃあねぇ☆」

魚屋の親父 「……ローラちゃん、そりゃないよ……。」



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