Forbidden Palace Library 番外編 3番街の物語

3番街地図 大樹 3番街地図

ローラ 「ねぇねぇ、呼んだ?」

セディ 「ふっ。貴様ら。何故あの男に近づいた。」

ローラ 「え?なんでって言われても……。」

オーロラ 「なんとなく面白そうだったからですわ。ほほほほほ。」

セディ 「……ふっ。それだけの理由か?」

ローラ 「うん。
 ……おっちゃん、どうしたの?
 頭抱えて?」

セディ 「……ふっ。
 いいか、これは子供が首を突っ込む事じゃない。
 おとなしくしていろ。」

ローラ 「……『くびをつっこむ』ってなぁに?」

オーロラ 「ほほほほほ。
 猫の出入口に頭を入れたら抜けなくなって、
 足だけばたばたさせていたローラの様子ですわ☆」

ローラ 「ぇえっ!?おっちゃん、なんでそんな事まで知ってるの?」

セディ 「ふっ。
 意味が違う!意味が!
 遊びか何かは知らんが、関わるなと言っているのだっ!」

ローラ 「……けち。」

セディ 「ふっ。
 とにかくあっちへ行け。
 仕事の邪魔をするな。」

ローラ 「あれ?
 オーロラおねーちゃん、あっちからまた見慣れない人が来たよ。
 さっきの赤毛のおっちゃんと同じ鎧着てるー。」

オーロラ 「本当ですわ。」

セディ 「……ふっ。
 どうやらアレはあの二人のどちらかが持っているようだな。
 ならばさっきの赤毛と合流したところを強襲して押さえるか……。」

ローラ 「え?何のこと?」

セディ 「ふっ。なんでもない。気にするな。」

オーロラ 「……こちらへ近づいて来ますわ。」

セディ 「二人とも、隠れろっ!」

オーロラ 「ほほほほほ」



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