「おっちゃん、おっちゃん、ちょっと待ってよ!」
「ふっ、貴様らまだいたのか。
だから私はセディ様だと言っておろう。
で、なんの用だ?」
「ん。」
「……ふっ。どうした?二人して手を出して?」
「手伝ったんだからお小遣いちょーだい☆」
「ほほほほほ、正当な報酬はあってしかるべきですわ。」
「……ふっ。図々しいガキどもだ。
好奇心から囚われの身となった貴様らを
わざわざ助けてやったのはどこの誰だと……。
「格好いいセディ様。」
「……ふっ。そこまで言うのであれば仕方ない。
ほれ。
1リルずつやろう。」
「わーいわーい☆」
「ほほほほほ。5円チョコが10枚も買えますわ。」
「ふっ。では今度こそさらばだ。」
「ほほほほほ、またお会いできる事を願って☆」
「おっちゃん、ばいばーい☆ またお小遣いちょうだいねー。」
「ふっ。だから私はおっちゃんではないと……。」