王都シルバニア
城壁
町中から集められた雪の山に冬の低い日差しが反射して、白銀の城壁はいつもより目映く輝いて見える。
それは美しくもあり、また眩しくもあり、横を通る人々はみな目を細めている。
「あっ!アークライト師団長っ!」
「やあ。君はボイス将軍の辞書。」
「はぁ……。
辞書じやなくて秘書ですってば。
それにしても探しましたよ。」
「うん。そうか。僕も人を捜しているんだ。じゃあこれで。」
「ああっ!
城壁の上走ってどこ行くんですかっ!?
ち、ちょっと待ってくださいよぉぉぉぉっ!」
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