Forbidden Palace Library #05 異存なき決定


王都シルバニア
住宅街

住宅街は繁華街よりも街灯の数が少ない。
だが決して暗いわけではない。他の町の住宅街に比べれば遙かに明るい部類に入るだろう。
地面に積もる雪も街灯に照らされて白く輝いているものの、その人通りの少なさ故に辺りはどことなく寂しさを醸し出している。


マルス 「んんん。アシスト君。はい、書類。」

アシスト 「よし、よくやったっ!」

マルス 「んんん。というわけで褒美を頂戴。」

アシスト 「分かった分かった。1枚、2枚、3枚、はいおしまい。」

マルス 「んんん。おしまいと4枚をかけたのかな?というわけであと1枚おくれ。」

アシスト 「ちっ。やはりお前にこの手は通用しないか。」

マルス 「んんん。そういえばベル君よくその手に引っかかるんだったね。」

アシスト 「そうそう。あいつだとやりやすいんだけどな。他には今何時だい?と聞いて……」

「アシスト師団長っ!」

アシスト 「ちっ。秘書か。マルス、ありがとよっ!じゃあなっ!」

マルス 「んんん。了解。」

「あーっ!逃げたっ!ちょっと待ってくださいよぉぉぉぉっ!」



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▽城壁へ行く
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