Forbidden Palace Library #06 揺れるその瞳


王都シルバニア
王城3F 本館階段前

2階と4階へ続く幅広い階段。
王城で最もよく使われる階段であり、そして王城で最も古くから使われている階段でもある。

階段の前を、何人かの兵士が巡回している。


レナード 「そこを通して貰おう。」

兵士 「レナード将軍を通すなとの命令が出ておりますです。」

レナード 「師団長命令よりも将軍命令の方が重いことを忘れたか?」

兵士 「いえ、覚えているであります。
 でもレナード将軍を通さない方が、
 なんとなく面白そうなことになりそうであります。」

「あ!いたっ!」

レナード 「!!!」

「レナード将軍っ!その書類を見せて下さいっ!」

レナード 「断るっ!
 だいたい秘書、お前は俺の直々の部下ではなかったか?
 何故お前がユリアやアシストの味方をしているっ!?」

「わ、私だって本意じゃないんですよぉぉぉぉっ!
 だってアシスト師団長が私の妹の事……ってああっ!?
 いないっ!?いつのまにっ!?」



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