「そこを通して貰おう。」
「レナード将軍を通すなとの命令が出ておりますです。」
「師団長命令よりも将軍命令の方が重いことを忘れたか?」
「いえ、覚えているであります。
でもレナード将軍を通さない方が、
なんとなく面白そうなことになりそうであります。」
「あ!いたっ!」
「!!!」
「レナード将軍っ!その書類を見せて下さいっ!」
「断るっ!
だいたい秘書、お前は俺の直々の部下ではなかったか?
何故お前がユリアやアシストの味方をしているっ!?」
「わ、私だって本意じゃないんですよぉぉぉぉっ!
だってアシスト師団長が私の妹の事……ってああっ!?
いないっ!?いつのまにっ!?」
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