「あれ、ベル師団長?こんな時間にどこに行くんです?」
「よぉ、秘書か。
え?なにしているのかって?
ちょっと通りがかっただけさっ。」
「……こんな真夜中にですか?」
「ごめんよぉぉぉっ。嘘ですぅぅぅぅっ。
本当は窓枠の修理に行くところなんだよぉぉぉっ。
修理すればするほど壊れていく。あぅぅぅぅぅ。」
「は?
ひょっとして……前作で壊した窓枠のことですか?
ってことは、あれ、まだ直っていなかったんですか??」
「あぅぅぅぅぅぅぅ。
壊した壁の修理を昼間してたら苦情が来ちまってさぁ。
それで夜中なら誰も文句言うまいと思って修理に……。」
「い、一体修理に何日かかっているんです?」
「だからさ、手伝ってくれない?
俺がやるとどんどん壊れて行くからさ。
ね☆」
「いえ、ですからウィンクされても困りますってば。
私も一応まだ仕事中ですし……。
はぁ。ま、お互い頑張りましょ。」
「はぅぅぅぅぅぅっ。」
★★