Forbidden Palace Library #08 認可なき侵入


王都シルバニア
王城3F 廊下




そして……。


「ところでどうしてレナード将軍宛の手紙が
 ボイス元帥のポストに舞い込んだんだろう?
 それさえなければ今回の騒動は起こらなかったのに……。」


すたすたすた



がさがさがさ


ユカワ 「ゆうびーん。」

「……なんで貴方が郵便配達しているんです?」

ユカワ 「王城内までは郵便職員は入れないから、
 代わりに城内の兵士が配達しているのさ。
 ゆうびーん。」

「は、はぁ……。」

ユカワ 「えっとここはエリーゼ師団長のポストか。
 ど・れ・に・し・よ・う・か・な。
 あ、この手紙にしようっと。」


ことん。


「ってええっ!?
 ちょっと今適当に手紙選んで
 ポストに放り込みませんでした?」

ユカワ 「いや、その方が面白いし。」

「そういう問題なんですかぁぁっ!?」

ユカワ 「そういう問題。」

「まさか、まさか今回の全ての元凶って…………。」

ユカワ 「ゆうびーん。」


ことんことん


「って言ってる側から何しているんですかぁぁぁっ!?」




本当にお・し・ま・い☆


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