「ところでどうしてレナード将軍宛の手紙が
ボイス元帥のポストに舞い込んだんだろう?
それさえなければ今回の騒動は起こらなかったのに……。」
「ゆうびーん。」
「……なんで貴方が郵便配達しているんです?」
「王城内までは郵便職員は入れないから、
代わりに城内の兵士が配達しているのさ。
ゆうびーん。」
「は、はぁ……。」
「えっとここはエリーゼ師団長のポストか。
ど・れ・に・し・よ・う・か・な。
あ、この手紙にしようっと。」
「ってええっ!?
ちょっと今適当に手紙選んで
ポストに放り込みませんでした?」
「いや、その方が面白いし。」
「そういう問題なんですかぁぁっ!?」
「そういう問題。」
「まさか、まさか今回の全ての元凶って…………。」
「ゆうびーん。」
「って言ってる側から何しているんですかぁぁぁっ!?」
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