Forbidden Palace Library #09 君だけの騎士


王都シルバニア
繁華街

街の人々で埋め尽くされる繁華街。
露天に並んだ出店には色とりどりの食べ物や食材が並び、あるいは様々な地方の特産品が並べられている。
人にとっても馬車にとっても移動しやすいこの季節、シルバニアでもっとも多くの産物が集まる時期でもある。

街角では、子供達がなにかの遊びに興じているようだ。



エリーゼ 「……秘書さんも大変ね、ただでさえ年度末なのに。」

「あ、エリーゼ師団長っ。」

エリーゼ 「まったく、
 ロウクス君も秘書さんの迷惑も考えないで……。
 あとでちゃんと説教しておいてあげるわね。」

「ってあのー、まるでもう有給とられたかのような言い方なんですが……。」

エリーゼ 「あ、ご、ごめんなさい、そういうわけではないの。
 と、とにかく私は手伝ってあげられないけど……
 がんばってね、秘書さん。」

「あ、はい!
 ありがとうございますー。」
(ううっ、やっぱりエリーゼ師団長って優しい人だ……。)



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