Forbidden Palace Library #00 「失われた7枚」シリーズ 外伝

『終わらない夢の果てに』





あとがき


どうも、木枯吹雪です。
というわけでコペルニクスことジェラード=コペルニクスの外伝、いかがでしたでしょうか?
アリスの話も混じっていたりして、ちょっと驚いた方もいらっしゃるとは思いますが、『失われた7枚』シリーズの中で語られている通り二人ともブランドブレイの出身ということもあり、一見なんの関係もなさそうなあの二人ですがこのようなつながりがあったんです、実は。
……っていうかコペはコペで城壁を離れないし、アリスはアリスでお店を離れないので二人が会話するシーンは未だに登場していなかったりするんですが(注:『君だけの騎士』現在)
でもそれはそれで別の意味で大変なことになるかも……。
(余談ですが『失われた7枚』シリーズ本編とアリス・デニスの服装が違うのは、戦争前と戦争後で暮らしがガラっと一変したせいです。ええ、このころはまだ騎士団の家系のお嬢様だったのでドレスが普段着だったりしたんです。)

閑話休題。

今回の作品を仕上げたことにより、失われた7枚シリーズ(第一部・表)の主要人物で外伝が用意されていないのは、残りレミィとグランだけになりましたね。
え?秘書?
……別に外伝なんかないです、たぶん(←ああっ、なんなんだこの扱いの差はっ)

閑話休題。

そしてついに登場した禁断の宮殿。
実は今回、更新の間隔がかなり開いてしまったのは、このあたりの結末を煮詰めていたからだったりするんですが。
別にプレステ2を衝動買いして遊んでいたわけではありません。ってばらしてどうする、私(だって社会人になると結構裕福になるんだもん。って理由になってないけど)。
いやまぁ半分冗談な話は置いといて、かなり煮詰めていたのは本当なんですけどね。
これから失われた7枚の世界とどう繋がっていくのか、それは今後の作品をお楽しみにということで。

閑話休題。

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今回出てきたグランの母親(そしてベルの叔母にして養母)、ご存じの方も多いと思いますが実は別の外伝『僕は、語らない』のオープニングで登場していたりします。
そして『花束を彼女に〜アーク編〜』でグランが墓参りしていたのは、実はこの人のお墓だったりするんです。ええ、墓参りの時にグランが「大戦で母が死亡した」というのはこのことだったんですね。ああ長い伏線だった(注:思いっきり長すぎます。)

閑話休題。

……え?
上のアンケートのアートレーゼの絵が作品中に出てきた配色とちょっと違う?
それは別にミスではありません。
じゃあどういう意味なのか、ですか?
答えは、貴方自身で考えてみてください――たぶん、その通りです。

閑話休題。

そんなわけでまた次回作で。
ではでは。


            四民平等の布告から131年後の日に

                        木枯 吹雪



2000/06/25 初版


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