『失われた7枚』if 〜昔話編 その4〜
「うん、僕が眠れる森の……?」
ええ、そうです。
今回のタイトルは『眠れる森の……』だけで、どこにも『美女』とはついてませんし。
「それってずるいタイトルよねー。」
文句があるなら木枯吹雪に言ってください。
「それであたしが姫?」
だからどうしてお姫様になるんですか?
そんな役出てきませんってば。
王子様でキスをする役ですよ。
「えー、やぁよ、あたしぃ。
こんな真っ昼間からアークとキスだなんて……きゃっ☆
恥ずかしくてそんなこと出来ないー☆」
じゃあ昼間でなければいいんですね?
「………………え?」
・・・
そして夜。
「いやぁぁぁぁぁっ!
暗いの嫌いぃぃぃっ!
いやいやいやぁぁぁっ!!!」
……一体私にどうしろと。