Forbidden Palace Library #00 「失われた7枚」シリーズ 外伝

『失われた7枚』if 〜昔話編 その4〜



『眠れる森の……』

・アシスト編


エリーゼ 「私がキスする役……?
 ね、ねぇ、
 やっぱりしなきゃ……ダメ?」

アシスト 「シナリオに対しては忠実に演じるんだろ?」

エリーゼ 「……わ、わかったわよ。すればいいんでしょ、すれば。」

アシスト 「ああ。」

エリーゼ 「…………ちょっとロウクス君。
 ちゃんと目を閉じてよね。
 恥ずかしいんだからっ。」

アシスト 「なに言ってんだよ。
 エリーゼの恥ずかしがる顔だから見たいんじゃねぇか。
 だってそれって俺にしか見せてくれない表情だろ?」

エリーゼ 「ち、ちょっと……。
 そんなこと言われても……。
 とにかく、ちゃんと目を瞑ってっ!」

アシスト 「ちっ。わかったよ。」

エリーゼ 「…………。」


ちゅっ。

エリーゼ 「んもぅっ。これでいいんでしょ?」

アシスト 「……エリーゼ。」

エリーゼ 「な、何よ?」

アシスト 「キスしてるときの表情、可愛かったぜ。」

エリーゼ 「蹴っりぃぃぃぃぃぃっ!!!」


げしっ


アシスト 「……きゅうっ。」


やっぱりこうなるんですね……。




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