『失われた7枚』if 〜昔話編 その5〜
「……え?ボク?」
「あー。おねぇちゃんひどーい。」
「話を強引に進めるしー。」
「やーい、方向音痴ー。」
「んもぅ、アークったらいつも道に迷うんだからぁ☆」
「ああ、アリスさん……。」
「……最後のはどう考えていじめじゃないと思うなぁ、ボク。」
「うん、僕もそう思う。」
「ん?この亀喋ったぞっ!」
「あら、本当ねー☆」
「よしよし、ならば早速実験台に……」
「蹴りぃぃぃぃっ!!!」
「ぐはぁぁっ!」
「アシスト君!
いい年してなにやっているんですかっ!
それにレナード将軍にユリア師団長もっ!」
「エリーゼちゃんに怒られちゃったー☆」
「いいから皆さんちょっと来てくださいっ!」
「じゃーねー、亀さんー☆」
「ああ、アリスさん……。」
「…………きゅう。」
「…………今のは一体。」
「うん、助けてくれてありがとう。」
「助けたのはボクじゃないんだけど……どう考えても。」
「お礼に竜宮城まで連れて行ってあげましょう。」
「……え? うーん、なんか嫌な予感がするんだけどぉ。」
「いいからいいから。」
「ってええっ!?ちょっとそんな強引なっ!?」