『失われた7枚』if 〜ピーターパン編〜
「だぁれ?夜中に……暗いのいやぁ……むにゃむにゃ。」
「ねぇ、僕の家どこか知らない?」
「……アーク?」
「ううん、僕はちょっと方向音痴なピーターパン。」
「ちょっとどころじゃねぇだろ。」
「それで、ピーターパンがどうしてここに?」
「うん、それが道に迷っちゃって。」
「……いきなり迷うなよ。
っていうかピーターパンは
ネバーランドに住んでいるんだろ?」
「うん、そうか、ドリームランドか。」
「夢の島?」
「ゴミ処理場でどうするんだよ。
ドリームランドじゃなくて
ネバーランドだってば。」
「じゃあそっちに行けば僕の家があるんだね。
ありがとう、これで帰れるよ。
お礼に一緒に連れて行ってあげよう。」
「きゃー☆ やったー☆」
「ティンカーベル、金の粉を。」
「はなまるぅ。」
「ティンカーベル?」
「はなまるぅ。」
「……なんでその動きで金の粉が出るんだ?」
「はなまるぅ、ですから。」
「うん、そういうこと。」
「答えになってねえぞ。」
「うん、じゃあ三人とも準備はいいかい?」
「はーい☆」
「え、ええ……。」
「じゃあ、しゅっぱつしんこー。」
「うふふふふふふぅ☆」
「……本当に大丈夫なのか、おい。」