Forbidden Palace Library #00 「失われた7枚」シリーズ 外伝

『失われた7枚』if 〜ピーターパン編〜




場所はかわって、ピーターパンの家(?)


ピーターパン 「うん、ここまで来れば安全だね。」

三姉弟・長女 「ねぇねぇピーターパン、ここはどこ?」

三姉弟・末っ子 「なんとなく隠れ家っぽい小屋だけど……?」

ピーターパン 「………………さぁ、どこだろう?」

三姉弟・真ん中 「ちょっと待て、ピーターパン。
 行き先が分からないで俺達を連れてきたのか?」

ピーターパン 「そんな気がしないでもないねぇ。」

三姉弟・真ん中 「……自分の家の場所ぐらい覚えておけよ。」

ピーターパン 「ネバーランド1丁目……ああ、たぶんここが僕の家だ。」

三姉弟・真ん中 「だから何で番地表示なんだよ……。」

三姉弟・長女 「ネバーランド新町とかネバーランド銀座とかの方がよかった?」

三姉弟・真ん中 「いや、そういう話じゃなくて。」

ピーターパン 「まぁそのあたりに座ってよ。
 今、おいしいお茶でも煎れてくるから。
 ミルクと砂糖は?」

三姉弟・長女 「あたし両方ー☆」

三姉弟・末っ子 「私はストレートで……。」

三姉弟・真ん中 「なぁ、絵の具入りのお茶とかださねえだろうな?」

三姉弟・長女 「? ねぇ、それ何の話?」

三姉弟・真ん中 「いや……?
 なんとなく口から言葉がでただけで。
 とにかく、俺は砂糖だけで。」

ピーターパン 「うん、じゃあちょっと待っててね。
 今煎れてくるから。
 てくてくてく。」


かぱっ



ばたん。


三姉弟・真ん中 「っておい、台所はこっちじゃないのかー?」

三姉弟・長女 「……なんでゴミ箱の中に入っていったのかしら?」

三姉弟・真ん中 「おーい、ピーターパン、いるか?」


かぱっ


副船長 「んんん、みーつけた。」

三姉弟・真ん中 「おわっ!?」

副船長 「んんん、こんなところにいたんだね、君たち。」

三姉弟・真ん中 「っていうかなんでゴミ箱の中から出てくるんだよ、マルス!」

副船長 「んんん。気にしちゃいけないよ。
 おや?ピーターパン君がいないようだが……
 とりあえず君たち連行ってことで。」

三姉弟・長女 「ねぇ、ティンカーベルは?」

副船長 「んんん、今頃船でお絵かきに夢中さ。」

三姉弟・末っ子 「……お絵かき?」

副船長 「とにかく、一緒に船まで来て貰おうか。」

三姉弟・長女 「きゃー、人質、人質☆」

副船長 「んんん、大漁大漁。」

三姉弟・末っ子 「……大漁って……。」



▽捕まってしまった子供達。





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