『失われた7枚』 〜大江戸if 悪代官編〜
「御用御用っ!」
「んんんっ、何者っ!?」
「将軍のみるくくっきーがここにあるはずだ。返してもらおう。」
「んんんっ、そんなもの知らない、と言ったら?」
「力ずくでも返してもらうのみっ!」
「んんんっ!アーク代官様に刃向かってタダで帰れると思うのか?」
「……なにっ!?」
「んんん。まぁそんなわけでタダってわけにはいかないから、
お金ちょーだい。
いやー、マルス君貧乏で。ね?」
「そ、そう言う問題なのか?」
「んんん。その通りっ。だってマルス君貧乏だもん」
「威張るなよ、おい。」
「んんんっ。仕方ないっ!助っ人を呼ぶしかあるまいっ!先生っ!」
「!?」
「こ、この音はっ!?」
「一つ、切っては枝のため。」
「二つ、切っては庭のため」
「三つ、切っては俺様のため」
「四つ……」
「長いぞ、おい。」
「むっ!俺様の華麗なる前台詞を無視するとはっ!」
「んんんっ!
やっちまいやしょうぜ、兄貴ぃっ!
というわけでマルス君の弟子が相手だ。覚悟するといいかも。」
「兄貴なのか弟子なのか先生なのか、どれが本当なんだよ?」
「んんんっ、内緒。」
「意味のない内緒を作るなぁぁぁぁっ!」
「左様か左様か。」
「お前もそこで納得するなぁぁぁぁっ!」
「んんんっ。そんなに怒ってばかりいると疲れない?」
「おのれらのせいだぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「んんんっ。だってさ、コペ君」
「ちがぁぁぁぁぁぅうううううっ!
……ぜーはーぜーはー。
あー、もうこいつらはーっ!」
「んんん。冗談はおいといて、いざ尋常に勝負っ!」
「御意。」
「ちゃきーん」
「だぁぁぁぁっ! 3人して急に冷静になるなぁぁぁぁっ!!!」