首都ブランドブレイ 露店市場
大陸標準時 11:15 am □

	「まて、逃げるなっ！」
	「……ここでバレるわけにはいかんっ！」
	「バレる？ 　……つまり、自分が犯人だってことか？」
	「……！」
	「ん？おお、さっきの若者か。 　おかげさんで落とし物のじょうろは、無事に見付かったぞい。 　それにクラウディオ、お前まで何やっとる。」
	「ああ、そうですか、それは何より……って、あれ、知り合いなのか？」
	「！！！」
	「こやつはわしの息子じゃよ。ん？どうした。 　若いのが二人して、鬼ごっこでもしておるのか？ 　おお、そうじゃ。今しがたそこに水たまりつくったから注意せいよ。」
	「！？ 　……水たまりを作った！？ 　それに落とし物のじょうろって……まさか！？」
	「……ぐっ！　バレてしまったかっ！」
	「なんじゃ、わしなんかイランこと言ったか？」
	「いいから逃げるぞっ！ 　そんなところで一族の恥をさらしてなるものかっ！」
	「なんじゃなんじゃ、せめて前を向いて走らせてくれぇ。」
たったった
	「まて、逃がすかっ！！！」

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イベント名『木のないところに水をまく』
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