TITLE: 第13の機構 −歴史に消えた消失魔導− |
■ 大陸歴 599年 11月 15日 ブランドブレイ王国 |
首都ブランドブレイ
都市中心街 |
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大陸標準時 11:00 am □ |
(……一度でいいからあの支柱を取り上げてみたいよなぁ。) | |
「むっ。そこの者! そちだそち、すらりとした支柱に魅入られているそち!」 | |
「だから支柱で人のこと指すなっ!」 | |
「それでは支柱の存在意義がないではないか。」 | |
「……植物の生育に使われない方がよっぽと意義を為していない気がするけど。」 | |
「どうやらそちにはすらりとした支柱としての自我同一性を理解できないようだな。」 | |
(……理解したくないよ、そんなの。) | |
「よいか、そもそも支柱は他の一切に頼らず支柱としてのみ この世に存在するから美しく機能的なのであって、 もしそれが土や鉢ましてや植物と関わりを持ってしまうと そこに於いて支柱は他の存在の補助的な物となってしまい くどくどくど……。」 | |
(……もう放っておこう、こいつは。) |
どこに移動しますか? |
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イベント名『続・支柱男』
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