Forbidden Palace Library #01 失われた7枚


王都シルバニア
繁華街

白い石畳とその両脇に立ち並ぶ白い商店、そして一定間隔で植えられた木々と街灯。
その大通りを人々が四方八方へと往来している。

夕暮れが近いというのに、その喧噪は止む事を知らない。


「あ、レナード師団長。」

レナード 「君はさっきの……。
 ん?
 よく見れば君は将軍付きの秘書ではないか。」

「ええ、そうです。
 実はレナード師団長にお尋ねしたいことがあるんですが……。
 よろしいでしょうか?」

レナード 「よかろう。何でも聞き賜え。」

「レナード師団長は今日の10時頃どこにいましたか?」

レナード 「今日の10時か。
 …………ふむ。
 ……よけいな詮索はしないでもらおうか。」

「……いまさっき何でも聞き賜えって言いませんでした?」

レナード 「ん?そんな事言ったか?
 きっと君の聞き間違いだろう。
 では私はこれで失礼しよう。」

「ってあのまだ話が……あーあ、行っちゃった。」


(今のところ出会った師団長達の中で
 アリバイがあるのは……
 エリーゼ師団長、

 アリバイはないけどお城に行ってなさそうなのは……
 アークライト師団長、

 ×アリバイがないのは……
 アシスト師団長、
 ユリア師団長、
 レナード師団長、

 か……。
 これでまだ会っていない師団長は残り1人か。)



▽中央公園へ行く
▽城壁へ行く
▽このまま繁華街にいる
▽住宅街へ行く



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