王都シルバニア
中央公園
ふと見上げれば、星々を纏った黒い天空が浮かんでいる。
目には見えない冬の南風がその星空を駆け抜け、公園の木々がざわざわと音を立てる。街灯に浮かぶ「揺れるはずのない」魔導の明かりすら、今にも震え出しそうなぐらいに。
周囲に人影はない。
(なんで公園ってこんなに寒いんだろう。
……あ、でも星空が綺麗だなぁ……。
さてと。早くこの仕事終わらせなくちゃ。)
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