「誰ですかっ!?」
「え?俺?通りすがりの通行人。」
「……通りすがりの通行人がなんでゴミ箱なんかのぞき込んでいるんですか?」
「趣味。」
「………………。」
「………そうか。邪魔したな。な?ただの通行人らしいぜ。」
「ってああっ!いいんですかぁっ!?あの人思いっきり怪しいじゃないですかぁぁっ!」
「いや、なんとなく俺に似ていた気がして。」
「じゃあ尚更……。」
「はっはっは、今何か?
……。
イ・エクトリア・レーベ 地より昇れ紅蓮の炎……」
「ななな、なんでもないですっ!
ええ、もちろん私がそんなこと言うわけ無いじゃないですかっ!
だ、だから禁呪使うのやめてくれません?」
「ちっ。」
「で、貴方は一体何者なんですかっ!?」
「通行人A。ほら、よくいるじゃん、そこいらへんに。」
「…………はぁ。
では、つかぬ事をお伺い致しますが、
ここ数日の間にゴミ箱とか爆発させたことありません?」
「んんんっ!ばれたかっ!
かくなるうえは逃げるしかっ!
というわけで。じゃ、またね。」
「あっ!
こら、逃げるなっ!」
……追うぞっ!」
「あ、はいっ!」
▽中央公園へ行く
▽城壁へ行く
▽繁華街へ行く
▽住宅街へ行く
▽このまま裏路地にいる