Forbidden Palace Library #02 前例なき犯罪


王都シルバニア
繁華街

既に陽が落ちたこともあり、ほとんど商店は閉店作業に取り掛かっている。
それでもなお、シルバニアの繁華街から活気が失われる事はない。
代わりに今度は酒場の扉が開かれ、人々がそこへ集まってくるからである。


「あ、あそこですっ!あのゴミ箱の側ですっ!」

??? 「んんんっ!ここまで追ってくるとはっ!お主、なかなかやるな!」

アシスト 「……ん?……よく見たらお前、マルス!?」

「知ってるんですか!?って……え?マルスって……。」

マルス 「あ、アシスト君じゃん。久しぶりー。」

エリーゼ 「マルス前師団長……私の前任者。」

「あ、エリーゼ師団長。」

マルス 「んんんっ!
 ばれてしまっては仕方ないっ!
 かくなる上は逃げるしかっ!」

「あ、ちょっと、ゴミ箱けっ飛ばして逃げないで下さいよぉ!」

エリーゼ 「アシスト師団長、秘書、あなた達は彼を追って!
 私は街の門を全て閉じるように命令を出しにいくわっ!
 じゃあまかせたわよっ!」

アシスト 「了解っ!よしっ!いくぞ、秘書っ!」

「あ、はいっ!」

アシスト 「こらまて、俺の給料っ!」

「あ、あのー、それは何か違う気がするんですけど……。」

▽中央公園へ行く
▽城壁へ行く
▽このまま繁華街にいる
▽住宅街へ行く
▽裏路地へ行く



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