王都シルバニア
中央公園
銀の星々を蒔いた夜の空が、果てなくどこまでも続いている。その下を冷たい風が駆け抜ける。
普段はこの公園によくいる猫達も、どこか暖かい場所へ寝床を求めにいったようだ。
次の夜明けが訪れるまで、噴水は吹き上げを止め静かに眠っている。
「……流石にこんな遅い時間に、
公園をうろうろしているのは、
私達だけみたいですね。」
「寒くなったしな。」
「……なんで私達、こんな時間にここにいるんでしょうね。」
「まったくだ。他の所に移動しよう。」
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