「なにっ!?どこだっ!?」
「あそこのゴミ箱の後ろですっ!」
「んんん。
見つかったかっ!
昼間ずっと一人でかくれんぼをして特訓してたんだけどなぁ。」
「ひ、一人でかくれんぼ……それってすごく空しくないですか?」
「んんん。ないしょ。
……ところでアシスト君。
話は戻るけどマルス君のお手伝いをする気はない?」
「うーむ。
お金にはちょっと困ってるけど、
でもせっかく手に入れた師団長の地位を手放すのも……。」
「んんん。じゃあおまけにナトリウムのかけらをあげるからさ。
ほら、きっとアシスト君の魔導実験に役立つと思うよ。
もうオイルごとあげちゃう。マルス君太っ腹ぁ。」
「乗った!」
「ちょっとまてぇぇぇぇぇっ!
おい、アシスト、戻ってこいっ!
だいたいマルス、なんでナトリウムの欠片なんか持ち歩いているんだよっ!」
「趣味。」
「趣味でそんなもの持ち歩くなぁぁぁっ!」
ごーん ごーん ごーん ごーん ごーん ごーん ごーん
「んんんっ!7時の鐘が鳴ってしまったか。
というわけで食事の時間なのでマルス君帰るね。
では諸君、ごきげんようっ!」
「ごきげんようじゃねぇぇぇぇぇっ!」
「ってちょっとまてっ!
こらマルスっ!融資の件はどうするんだっ!
おい、逃げるなっ!」
「……アシスト師団長、もうそれしか頭の中にないでしょ?」
「もちろんっ!」
▽中央公園へ行く
▽このまま城壁にいる
▽繁華街へ行く
▽住宅街へ行く
▽裏路地へ行く