Forbidden Palace Library #02 前例なき犯罪


王都シルバニア
王城3階 作戦司令室



数日後。


こんこん。


アーク 「遅くなりましたぁ。」

ボイス 「5時間の遅刻か……妥当なところじゃな。」

ユリア 「そうね。まぁ平均値ってところかしら☆」

アシスト 「やっぱり過去最長の、24時間遅刻を塗り替えるのは難しいみたいだな。」

アーク 「うん。かもね。
 …………。
 ところで君たち、いま何かとても失礼なことを言わなかったかい?」

「気のせいですよ、きっと。」

アーク 「そうか。
 じゃあそういうことにしておこう。
 で、今日は何の会議なんですか?」

ボイス 「うむ。
 街の至る所に癇癪玉が蒔かれるという、前例のない奇妙な事件がおこっていてな。
 その犯人探しに……ん?どうした諸君?そんな顔して?」

アシスト 「……将軍、何も言わずに今回は秘書に全てをまかせましょう。」

ベル 「あ、賛成。」

レナード 「異議なし。」

「ち、ちょっとまってくださいよぉぉぉぉぉっ!」


おしまい。


▽あとがき



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