「5時間の遅刻か……妥当なところじゃな。」
「そうね。まぁ平均値ってところかしら☆」
「やっぱり過去最長の、24時間遅刻を塗り替えるのは難しいみたいだな。」
「うん。かもね。
…………。
ところで君たち、いま何かとても失礼なことを言わなかったかい?」
「気のせいですよ、きっと。」
「そうか。
じゃあそういうことにしておこう。
で、今日は何の会議なんですか?」
「うむ。
街の至る所に癇癪玉が蒔かれるという、前例のない奇妙な事件がおこっていてな。
その犯人探しに……ん?どうした諸君?そんな顔して?」
「……将軍、何も言わずに今回は秘書に全てをまかせましょう。」
「あ、賛成。」
「異議なし。」
「ち、ちょっとまってくださいよぉぉぉぉぉっ!」
おしまい。
▽あとがき