Forbidden Palace Library #03 花束を彼女に


王都シルバニア
繁華街

空一面を灰色の雲が覆っているためはっきりとは見えないが、どうやら太陽は既に山向こうに沈もうとしているようだ。
来るべき夜に備えてか、巡回の兵士が街灯に次々と魔導の明かりを灯していく。

冷たい風が早々と夜を運んでくるが繁華街の活気は依然として衰えていない。
『氷屋ヴォルタ』と看板の書かれた店の前に数台の馬車が止まっている。


「あ、レナード師団長っ!」

レナード 「!!!」

アシスト 「おい、待てっ!逃げるなっ!」

「住宅街の方に逃げていきましたね……。」

エリーゼ 「ということは……行き先は……。」


▽中央公園へ行く
▽城壁へ行く
▽住宅街へ行く



▽書庫に戻る


OWNER
Copyright(c)1997 FUBUKI KOGARASHI (木枯 吹雪) fubuki@kogarashi.jp 日本語でどうぞ。