Forbidden Palace Library #06 揺れるその瞳


王都シルバニア
王城3F 本館階段前

2階と4階へ続く幅広い階段。
王城で最もよく使われる階段であり、そして王城で最も古くから使われている階段でもある。

階段の前を、何人かの兵士が巡回している。


兵士 「……そろそろ4階の警護に移動する時間だな。」

「ってことは……
 ひょっとして1階から順番に警護のローテーションを組んで
 ここまで回ってきたのでは……?」

兵士 「……ばれてしまったか。」

「だったら最初からそう言って下さいよっ!」

兵士 「それじゃあつまらないし。」

「つまらないし、じゃなくて……」

兵士 「世の中、面白くなくては。」

「いや、そういう問題でもないんじゃ……」
(なんで、
 なんでこの国って変な人ばかりなんだろう)



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★★★



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