「……あれ?レナードちゃんとジェラードちゃんはまだ来ないの?」
「ジェラード=コペルニクス副師団長は少々遅れるとのことです。」
「レナード将軍はどうしたの?」
「はぁ。それが何でも今日は忙しいからとの事で自室にこもっていますが……」
「忙しい?何かやってるの?」
「よくわかんないんですけど、案がどうのこうのとかA計画がなんとか……」
「案?A計画?」
「……アシスト師団長減給計画だったりして。」
「ほう、秘書。
そういう事を言うのか。
……あとでちょっと魔導実験場に来い。」
「や、やだなぁ。冗談に決まっているじゃないですかぁ。あはははは。」
「……ロウクス君?」
「ああ、いやいや、なんでもない。なぁ、秘書?」
「でもA計画ってなんなのかしらねぇ?」
「アークライト方向音痴矯正計画とか。」
「……治ると思う?」
「現にまだここにいないしな。」
「……ひょっとして今の俺の質問って愚問だった?」
「ええ、そんな気がします。」
「るるるー」
「やーい、愚か者。」
「ちょっとまてアシストぉぉぉぉっ!」
「どうした、馬鹿気のグリフィス?」
「おのれはぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「……はぁ。
(また始まったか……。)
あれ?ユリア師団長、どこに行くんですか?」
「A計画が何なのかここであれこれ議論するよりも、
その計画書を見せて貰った方が早いなぁと思ってぇ☆
とりあえずレナードちゃん本人に聞きに行こっかなと☆」
「なるほどな。よし、ならば全員で聞きに行こう。」
「あ、はい。」(無理だと思うんだけどなぁ……。)
「ちょっとまて話はまだ終わってないぞアシストぉぉぉっ!!!」
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