Forbidden Palace Library #07 夜明けの前に


王都シルバニア
王城前



レナード 「アシストの奴、城の中に入ったかっ!
 おい、ユカワっ!
 そこを開けろっ!将軍命令だ。」

ユカワ 「将軍?知らないね、そんな名前の人。ははん。」

レナード 「いいから早く開けろ、扉を!」

ユカワ 「どこを?」

レナード 「扉を!」

ユカワ 「誰がだね?」

レナード 「お前がだ!」

ユカワ 「……いつ?」

レナード 「今っ!すぐにっ!」

ユカワ 「どこを?」

レナード 「だから扉をだ!」

ユカワ 「誰がだね?」

レナード 「お前が、だと言ってるだろうがっ!」

「いろんな意味で度胸のある人ですよね、この人。」

レナード 「……ならば言い方を変えよう。
 ユカワ。
 そこを開けた方が面白いことになるぞ。」

ユカワ 「そうならそうと言ってくれ。了解!」


ぎいぃぃぃぃぃ。


「こ、この人の判断基準って一体……。」

ユカワ 「うきうき。」



▽アシストを追って2階まで駆け上がる



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