「見つけおったぞ、ジュリアス!」
「げっ、ジジィ!」
「実の祖父に向かってジジイとは何ごとじゃ!
そこに直れっ!
この放蕩孫めっ!」
「誰のせいだと思ってるんだよ、ジジイ?」
「無論、御主が許され難き行為をしたからだ!」
「だから濡れ衣だって言ってんだろ!」
「……あのー、もしもし?」
「なんじゃ、邪魔するな秘書。」
「なんとなく話が見えたようでいまいち見えていないんですが……
とりあえずこんなところで喧嘩もなんですし、
一度作戦会議室に戻られては……。」
「……まあよかろう。」
「それもそうだな。
ジジイ、それまでしばらくお預けだ。
よかったな、ひからびた脳細胞でも考える時間が出来て!」
「なにをぅ若造め!
お前のようなひよっこに、
次期師団長候補のお墨などをやるわけには……」
「だから作戦会議室に戻ってからにして下さいってばぁ!」
■