「ふっふっふ、この罠を店の前に仕掛けておけば……。」
「うふふ、この罠をお店の前に仕掛けちゃえば……☆」
「!!!」
「!!!」
「何やってんだ、ユリア。」
「そっちこそ何やってるのよ、ウィルバーちゃん!」
「ちっ、同じ手段で来るとは!」
「先手必勝☆
先に罠を仕掛けたモノ勝ちねっ!
えいっ!」
「くっ、させるかっ!!」
「!」
「!!」
「ちょっと!
ウィルバーちゃん、どうするのよ!
お互いの罠と罠が絡まっちゃったじゃない!」
「それはこっちのセリフだ!
おのれユリア、俺の考えた『実験台捕獲大作戦一号』を
いともたやすく擱坐させるとは!」
「……どうでもいいけど、もの凄く物騒な名前ですね。」
「こうなったら、実力勝負ね。」
「いいだろう、望む所だ。」
「イ・ライナ・メリア
我が足よ、大地を風の如く駆けよっ!
ダッシュッ!」
「イ・ライナ・メリア
我が足よ、大地を風の如く駆けよっ!
ダッシュッ!」
「ああっ、二人とも走って行っちゃった!
ちょ、ちょっとこれどうするんですかー!?
ユリア師団長、アシスト師団長ーっ!?」
■