Forbidden Palace Library #11 本意なき発言



アーク 「それで、
 ジュリアさんはどうしてそんなに、
 お金が欲しかったんですか?」

ユリア 「……だって、アーク買ってくれないんだもん。」

アーク 「うん?」

ユリア 「いつまでたっても結婚しようって言ってくれないし、
 もうこうなったら自分でドレス準備しちゃおうかなって。
 アークの馬鹿、馬鹿、馬鹿っ!」

アーク 「……ジュリアさん。」

ユリア 「なによっ。」

アーク 「うーん、もっと先に言っておくべきだったかな。」

ユリア 「だから、なによっ。」

アーク 「ウェディングドレス。来月出来上がるんだ。」

ユリア 「……え?」

アーク 「だから、それが完成してから、
 ジュリアさんを驚かせようと思っていたんだけど。
 ごめんね、ちゃんと先に言っておけばよかったね。」

ユリア 「…………。」

アーク 「ジュリアさん?」

ユリア 「……アークのばかっ。愛してる。」


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エリーゼ 「……で、ロウクス君。」

アシスト 「ん?なんだ?」

エリーゼ 「貴方はどうして顧問報酬が欲しかったの?」

アシスト 「そりゃもちろん、実験費用が増えれば……。」

エリーゼ 「蹴っりぃぃぃぃぃっ!!!!!」




お・し・ま・い。



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