Forbidden Palace Library #11 本意なき発言


王都シルバニア
王城3階 作戦会議室



アシスト 「なぁ、秘書。
 城壁守備隊の顧問って、
 一体どんなことすればいいんだ?」

「えっと、普段の業務は稟議書の閲覧と場合によってはその指導、
 あとは定期的な訓練の視察と、
 新規配属兵員の立ち会い……。」

ユリア 「基本的にはどれも、その場に居るだけで済む業務内容ってこと?」

「まぁそうとも言いますね。」

アシスト 「それで単純に1.5倍の給料か。となると実験費用が使い放題……。」

エリーゼ 「ロウクス君、何か言った?」

アシスト 「ああ、いやいや、なんでも。
 まぁとにかくここは一つ、
 知将たる魔導師の俺が新顧問で決定だな。」

ユリア 「あら、何言ってるの。魔導師はここにもいるわよー☆」

アシスト 「いいかユリア、人間には謙虚さが必要だぞ。な?」

ユリア 「そういうウィルバーちゃんこそー。うふふ☆」

「あ、あのー、静かに火花散らさないでもらえます?」

ベル 「ところでよ、
 肝心のレナードの姿が見えねぇんだけど、
 あいつはどこにいったんだ?」

「午後3時にパン屋ソフトブレッドに戻る、
 とだけ言い残して
 どこかへ行ってしまわれましたが……。」

ユリア 「パン屋。」

アシスト 「ソフトブレッド。」

ユリア 「午後3時。」

アシスト 「!」

ユリア 「!!」

アシスト 「……ちょっと出掛けてくる。」


がたっ

ユリア 「あっ、ウィルバーちゃんずるいっ、あたしが考えたのよっ!」


がたがたっ

アシスト 「イ・ライナ・メリア
 我が足よ、大地を風の如く駆けよっ!
 ダッシュッ!」


だだだだだっ

ユリア 「ちょっと、ずるーいっ!」


たたたたたっ

「……あの、私はどうすれば。」

コペルニクス 「仲裁。」

「え?」

コペルニクス 「……ちゃきーん。」

「あ、あの、やっぱり私が間に入らなきゃだめなんですかね?」

アーク 「さぁ、それが僕にもさっぱり。」

コペルニクス 「ちゃきーん。」

「……ううっ、なんでこんな仕事ばかりなんだろう。」



▽ 街へ出た二人を追いかける



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