(猫はこっちの方に逃げたっていう話だけど……うーん?)
「!?」
「えっ、どこっ?どこにいるの?」
「…………あっ!木の上に居たっ!
首にネックレスが掛かってる!
ぶら下がっているのは、間違いなくリング!」
「って、どうやってそんな高い枝の上まで登ったの?」
「うーん、降りてこられるー?」
(あんなに高い枝の上に……ん?高い……枝?
……これは、不本意ながら、
コペルニクス副師団長の力を借りるしかないかな……)
「ちょっとだけ、待っててね!すぐ戻るから!」