『いつの日か、きっと』
「ちっ!エンディルの奴ら、なかなかの剣の腕前だねっ!」
「おい、エンディル!!! 何故俺達の世界に攻めてくるっ!?」
A XWEK PELLI NO EMN !」
「ダメだね、下っ端の兵士にはエングリシア語が通じてない。
会話したかったらリーダー格の人物を捜すんだね。
300年前の戦の時もエングリシア語が通じたのは、指揮官級だけだったって話だ。」
「ちっ!奴らが諦めるまで戦うしかねぇのかっ!」
「んんんっ!
シェヴィ・リ・ティアンセス 闇よ刃となりて降り注げ!
シャドゥブレイドっ!」
QFIRFV VR !」
「ぐおっ!?」
「あのエンディル、傷を負いながら紫電の中に消えていったね……。」
「んんん。マルス君、強い。」
「おいこらマルスぅぅぅぅっ!」
「んんんっ、
いきなりマルス君の胸ぐら掴んでどうした?
ちょっとクルシイヨ、ゴフゴフ。」
「お前、今の魔導で俺まで巻き込んだろぉぉぉぉっ!無茶苦茶痛かったぞぉぉぉぉっ!」
「あ、血が出てる。どしたの?」
「お前のせいだぁぁぁぁっ!思いっきり痛いぞっ!」
「んんん。でもマルス君痛くないし?」
「己はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「まあまぁ、その辺にしとけよ、グリフィス。」
「ぜーはーぜーはー。」
「んんん。
とにかくこの辺りは片づいたようだね。
……そうだ、一つ残念なお知らせがある。」
「どうしました?」
「エンディルの本隊と邂逅した第1・第3師団共に、
指揮官がやられた。いずれも師団長と副師団長ともにだ。
おそらく、強敵がいる。」
「では、その師団は……?」
「んんん、今は別の人間が臨時に指揮をとっているらしい。
ただ、あまり戦況はよくなさそうだよ。
だから向こうの援軍に行こう。」
「分かりました。」
「ちくしょー、話を有耶無耶にしやがって。覚えてろぉ……っ!」
「グリフィス、文句は後だ。行くよっ!」
「お、おうっ!」