『いつの日か、きっと』
「!!!」
「!!!」
「……この間、見掛けたな。てめぇがリーダーか。」
……如何にも。
GYY KVP OH
我がこの軍の指導者、ザッハトゥリエ」
「エングリシア語を喋ったぞっ!」
「んんんっ!
シェヴィ・リ・シェヴィ 闇よ刃となりて降り注げ!
シャドゥファランクスっ!」
「笑止! はぁぁっ!」
「手から光が飛んだぞっ!?」
「んんんっ!?魔導が打ち消されたっ!?」
「魔導詠唱なしで手から光を出しやがった……。
なんなんだ、あれはっ!?
おい、マルス、どういうことだっ!?」
「んんんっ!マルス君にもよくわからないっ!
でも一つだけわかったことがある。
月で反射される魔力を使わずに、人が体内に秘めたる理力だけで光を出した模様!」
「名答。」
「そんな技が……どうやって!?」
「汝らはまだ最終進化を遂げていない故、理解出来ぬのだ。」
「最終進化!?」
「ザッハトゥリエ、お前は何者なんだっ!?」
「答えたところで、汝には理解できまい。
……我は戦が始まる前、汝ら人間に警告した。
だが汝らは聞く耳を持たなかった。
今一度問う。魔導文明を捨てよ。」
「んんんっ?
魔導を捨てる?
そんなことしたら生活できないしマルス君困る。」
「それが答えか?……そうか。答えは変わらぬか。」
「おい、グリフィスっ!あれをっ!」
「!!!」
「第1と第3師団だ。無事立て直したみたいだね。
こっちに向かってきている。
んんんっ!グットタイミングっ!」
「……む。
残念だが今回も我ら軍勢が劣勢故に引くとしよう。
だが、後日、汝らが生み出した魔導の産物を破壊しに来る。
必ず。」
「あ、おい、ちょっとまてよっ!」
「勝てぬ戦いは、しない主義なのだ。
FE KVWE... !」
「あ!」
「……んんん。逃げたか……。」
「破壊しに、ねえ……やっぱり解体屋なんじゃないの?アイツら?」