「ぜぇ……はぁ……」
「あ、アシスト師団長。
……ひょっとしてどこにも傷ないところを見ると……
アークライト師団長からうまく逃げてこれたんですか?」
「ああ。飛翔魔導を使ったからな。」
「飛翔魔導って……確か禁呪なんじゃ……」
「それより秘書、よくも先に逃げたな?」
「だって私は別に関係ないじゃないですかぁっ!?」
「……アシスト。」
「アークライトっ!
ちっ!
イ・ライナ・メリア 我が足よ、大地を風の如く駆けよっ!ダッシュッ!
「あ、逃げたっ!」
「待て、アシストっ!!!」
「……行っちゃった、二人とも。」