「おい、どこに行こうとしている?
アシストを追うために王城に向かっているのだ。
奴の家などに寄り道している時間はない。」
「え? ああ、それもそうですね。」
「……やはりアークの方向音痴がうつったのか?」
「あれって、うつるものなんですか?」
「今度の夏休みの自由研究にでも調べてみたらどうだ?
アークの観察日記でも付けて。
ユリアが喜ぶかもしれんぞ。」
「か、観察日記って……一体……。」
「完成したら採点ぐらいしてやるぞ。
……そんなことはどうでもいい!
早くアシストの奴を追うぞっ!」
「あ、はいっ!」
★★