「……おい、
どこに行く気だ、秘書?
アシストの家に先に行くと言わなかったか?」
「ああ、そう言われれば。」
「それで、何故ユリアの家の近所にいるのだ?」
「……なんででしょうねぇ。」
「アークの方向音痴が移ったか?」
「えっと、とりあえずそれだけは避けたいなぁと。
あ、でもユリア師団長も容疑者の一人なんですよね?
でしたらユリア師団長から先にアリバイをとってもいいのでは?」
「いや、もっとも疑わしき人物から先に攻めていこうと思ってな。」
「……で、私の次にアシスト師団長が疑わしかったわけですね?」
「然り。」
「……アシスト師団長に勝る私って一体……しくしくしく。」
「そんなことよりも、早いところアシストの家に向かうぞ。」
「そんなこと、そんなこと……がーん、がーん、がーん……。」
★★★