「あ、アシスト師団長っ!」
「やっぱ魔導でここの天井ぶち抜いて、そこから一気に上った方が……。」
「……いま何かもの凄いこと言いませんでした?」
「ああ、いやいや、なんでもない。」
「天井を壊すとか……そんなことを言ったような……。」
「ま、何かあったら全てはベルのせいにすればいいことだし。」
「いえ、あの、それは流石に無理があるんじゃ……。」
「こういう言い訳もあるな。
『記憶にございません。
全ては秘書がやったことです。』」
「ち、ちょっとぉ、勝手に人のせいにしないでくださいっ!」
「ちっ。」
「ちっ、じゃなくてっ!」
「アシストっ!」
「げっ!レナードっ!」
「おい、秘書、お前もぼーっとしていないで捕まえろっ!」
「あ、はいっ!」
★★