「そういえばグリフィス師団長、いつも頭にそのヘルム着けていますよね。」
「おう、これか? 俺の大切な宝物だ。」
「そうなんですか?」
「ああ。
……例え世界中のどこにいても、
これがあれば勇気を失うことはない。」
「え?」
「もし俺がそのうちにまた傭兵に戻ることがあったとしても、
きっとそれでもこのヘルムだけは着けているんだろうな。
大切な、大切な、宝物だから。」
「………………。」
「……いつの日か、きっと……俺は今でも信じてる。」
(グリフィス師団長……いつもと何か違うような?)
★★★