「あれ?ボイス元帥。どうしたんです、こんなところまで?」
「む、秘書か。
作戦の進行具合が気になってな。
どうだ、奴の侵入は阻止できているか?」
「それが…………。」
「何っ!?奴が既にこの王都に侵入しているだとっ!?」
「はぁ、そういうことになるのではないかと……。」
「ならん!
奴を次期師団長候補にすることだけは絶対にならん!
で、奴はどこに行った!?」
「確か住宅街に他のクッキー屋さんを探しに行くとか……。」
「儂がこの手で成敗してくれるわっ!」
「成敗って、あのー、もしもしー? ボイス元帥ーっ。」
(やぱりこれって、止めに行った方がいいのかなぁ……周囲の迷惑にならないためにも。)
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