「……秘書さんも大変ね、ただでさえ年度末なのに。」
「あ、エリーゼ師団長っ。」
「まったく、
ロウクス君も秘書さんの迷惑も考えないで……。
あとでちゃんと説教しておいてあげるわね。」
「ってあのー、まるでもう有給とられたかのような言い方なんですが……。」
「あ、ご、ごめんなさい、そういうわけではないの。
と、とにかく私は手伝ってあげられないけど……
がんばってね、秘書さん。」
「あ、はい!
ありがとうございますー。」
(ううっ、やっぱりエリーゼ師団長って優しい人だ……。)
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