Forbidden Palace Library #09 君だけの騎士


王都シルバニア
繁華街

街の人々で埋め尽くされる繁華街。
露天に並んだ出店には色とりどりの食べ物や食材が並び、あるいは様々な地方の特産品が並べられている。
人にとっても馬車にとっても移動しやすいこの季節、シルバニアでもっとも多くの産物が集まる時期でもある。

木陰にイーゼルを立て、なにやら考え事をしている画家がいる。
どうやら王城を描こうとしているようだ。



アーク 「待て、アシストっ!!!」

アシスト 「ちっ!
 アークの奴、こういう時だけ
 なんであんなに走るのがまっすぐなんだ?」

ユリア 「えっく……えっく……あ、あーくぅ。」

アーク 「ジュリアさん!
 ……よくも、
 よくもジュリアさんをっ!!!」


だだだだだだだっ


アシスト 「ち、ちょっとまて、
 何で急に走る速度がそんなに早くなるんだっ!?
 理不尽だぞっ!!!」

ユリア 「んもぉ、ウィルバーちゃん今日という今日は許さないっ!ぐすっ!」


たったったっ


アシスト 「……やべぇっ、アークとユリアを本気にさせちまった!」

アーク 「アシストっ!!!」

ユリア 「ウィルバーちゃん、待ちなさいっ!!!」

「ってあああああ、なんか大変なことになってきたようなっ」



▽ 中央公園へ行く
▽ 城壁へ行く
▽ 住宅街へ行く
▽ パン屋ソフトブレッドへ行く



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