「あれ、ボイス元帥。なにやっているんです?」
「うむ、秘書か。
いやなに、どこかにクッキー屋はないかと
散策しておったのじゃよ。」
「ボイス元帥でしたら、クッキー屋さんの位置を全て覚えていそうなんですが。」
「無論覚えておる。」
「……お、覚えているんですか。じゃあ……?」
「うむ、だがそれまでクッキーを扱っていなかったお店などでも
販売を開始することが希にあるからな。
そういった店をこうやって地道に探しているのじゃ。」
「そうなんですかー。……ところでお仕事の方は?」
「うむ、任せたぞ、秘書。」
「ってええっ!?
ち、ちょっと待ってくださいよぉぉっ!?
私は将軍専属の秘書であって、元帥専属の秘書ではないんですがぁぁっ!?」
「もういないし……しくしくしく。」
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