「あ、コペルニクス副師団長。
まだこんな所にいたんですか?
早く王立劇団に旗を届けてくださいよ。」
「…………。」
「コペルニクス副師団長?」
「この旗こそ、俺様の華麗なる高枝切りバサミに似合うとは思わないか?」
「思いません。」
「そうか、思うか。」
「いえ、思わないって言ったんですが……。」
「…………。」
「いえ、あの、睨まれても。」
「ちゃきーん。」
「…………。」
「秘書。」
「は、はい。」
「この旗こそ、俺様の華麗なる高枝切りバサミに似合うとは思わないか?」
「思いません。
って繰り返し聞いても答えは変わりませんよ。」
「…………。」
「ですから、睨まれても。」
「ちゃきーん。」
「…………。」
「秘書。」
「はい。」
「この旗こそ……。」
「おーい、無視するなぁー!」
★★