Forbidden Palace Library #10 舞え軽やかに


王都シルバニア
繁華街

お祭りが近いとあって、街は普段よりも多くの人で溢れている。
本来なら街路樹の前後2メートル以内に出店が規制されているはずの露店も、
この時期ばかりは多少越えていてもお咎めはないようだ。

それもそのはず。
本来なら監視する側の王立軍の兵士達も、お祭りに浮かれているのだから。

この人混みは当分止みそうにない。



「にゃー。」

(あれ、
 いつも中央公園にいる猫だ。)
「どしたの?」

「にゃー。」

(……お腹空いて街まで出てきたのかな?)

「にゃー。」


てってってってっ

「あ、行っちゃった……。」
(今度から、何か猫でも食べられるものでも
 持ち歩こうかな……?)


▽ 中央公園へ行く
▽ 城壁へ行く
▽ 住宅街へ行く

★★



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