Forbidden Palace Library #08 認可なき侵入


王都シルバニア
繁華街

気候が涼しくなると共に人々の往来は活発になる。それはこのシルバニアとて例外ではない。
道のぬかるみがなくなり馬や馬車にとって最も移動しやすい季節となるこの涼季。
近隣の諸都市から農作物や工芸品が馬車いっぱいに詰められて運ばれて来るだけでなく、
北のエルメキアやアルゲンタインといった遠い地方からも昨年取れた産物が運ばれてくる。

もう営業を開始している店舗もあるのか、扉の上に旗を出して開店を知らせている店もちらほらと見かけることもできる。



レミィ 「むにゃむにゃ……はなまるぅZzz。」

「……レミィ陛下?」

レミィ 「むにゃ? 秘書さぁん……むにゃむにゃ。」

「こんなところで寝ると風邪引きますよ?
 ……っていうかそれ以前に、
 どうしてこんなところで寝ているんです?」

レミィ 「はなまるぅを地面いっぱいに書こうとしていたら
 朝になってしまったんですのぉ……むにゃむにゃ。
 Zzz…………。」

エリーゼ 「どうしたの、秘書さん?
 ……あら?
 レミィ陛下?」

レミィ 「エリーゼさんもぉ……はなまるぅ。」

(……何がはなまるぅなんだろう?)

エリーゼ 「陛下、この様なところでお眠りになられますとお風邪を引きますよ。」

レミィ 「くー。」

エリーゼ 「……秘書さん、
 陛下は私が王城まで連れて行くから、
 あとは任せてちょうだい。」

「あ、は、はい。じゃあお言葉に甘えてお願いします。」

レミィ 「まぁるさんかくしかぁくぅ……むにゃむにゃ。」

(……レミィ陛下、
 明け方まで一体何やっていたんだろう。
 いや、なんとなく想像はつくけれども。)



▽ 中央公園へ行く
▽ 城壁へ行く
▽ 住宅街へ行く

★★★



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